韓国の新規コロナ感染者１４２０人　減少傾向が鮮明に

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は１７日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１４２０人増え、累計３４万２３９６人になったと発表した。市中感染が１４０３人、海外からの入国者の感染が１７人。１日当たりの新規感染者数は前日より１９８人減少した。週末は平日に比べ検査件数が少なく、その影響で新規感染者数も減少する傾向があるものの１週間前の土曜日（１０日）と比べても１７４人減っており、感染者数の減少が鮮明になっている。

　１日当たりの新規感染者数は秋夕（中秋節、今年は９月２１日）連休後の先月２５日に過去最多の３２７３人を記録したが、最近はピーク時の半分程度まで感染者が減少している。新型コロナワクチンの接種が進み、感染を抑えていると分析される。

　新たに確認された市中感染者１４０３人を地域別にみると、ソウル市が５０３人、京畿道が４８９人、仁川市が１０９人で、首都圏が計１１０１人と全体の７８．５％を占めた。

　首都圏以外の地域では、忠清北道が４３人、忠清南道が４１人、大邱市が４０人、釜山市が３５人、慶尚南道が２９人、慶尚北道が２８人、江原道が２４人、全羅南道が２２人、全羅北道が１５人、光州市と大田市がそれぞれ８人、済州道が５人、蔚山市が４人の計３０２人。世宗市からは感染者が出なかった。

　一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは１７人だった。このうち８人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの９人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

　死者は前日から１６人増えて計２６６０人となった。韓国国内の平均致死率は０．７８％。重篤・重症患者は３４８人で、前日より１３人少ない。

　１６日の検査件数は２万２６７７件で、前の日より２万２９９０件少なかった。

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