金正恩氏 政治ステータスの強化を継続=韓国統一部
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2021.10.29 14:05
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部のチャ・ドクチョル副報道官は29日の定例会見で、北朝鮮の内部で「金正恩(キム・ジョンウン)主義」という用語が登場したとする韓国情報機関・国家情報院(国情院)の報告に関し、金正恩国務委員長(朝鮮労働党総書記)が最高指導者に就いてから10年目を迎え、政治的なステータスを強化する動きが継続的に確認されていると説明した。正恩氏が今年1月の第8回党大会で党総書記に選出され、党規約の改正で首班と位置付けられたことを挙げ、正恩氏が「事実上、先代レベルの政治ステータスを確保した」との認識を示した。
国情院は28日、正恩氏が金正恩主義という用語を内部で使用するなど、独自の思想体系の確立を始めたと国会に報告した。ただ、北朝鮮の公式メディアなどではまだ金正恩主義という表現は確認されていない。
tnak51@yna.co.kr