韓国統一相がWHO事務局長と面会 対北人道協力を議論
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2021.11.02 13:56
【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は1日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長と面会し、新型コロナウイルス危機の克服に向けた対北朝鮮人道主義協力策などを議論した。同部が2日、発表した。
李氏は先月29日、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席する文在寅(ムン・ジェイン)大統領に同行するためイタリアを訪問した後、スイスのジュネーブに移動してテドロス氏と面会した。
この席で李氏は、世界が新型コロナによる危機を克服する過程でWHOが示したリーダーシップを評価。両氏は北朝鮮での新型コロナの感染状況や保健医療協力策などについて意見交換し、緊密な協力を約束した。
また、李氏は赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の関係者とも面会した。
この席で両団体側は、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族問題解決のため、緊密な意思疎通と協力を約束した。
また、北朝鮮に対する人道主義協力や気候変動、災害管理、開発協力問題など幅広い議題を巡って意見を交わした。
続けて、李氏はジュネーブにある国際機関に勤務する韓国からの派遣職員らを対象に、朝鮮半島情勢と南北関係の状況についての政策懇談会を開いた。
李氏は2日にジュネーブを出発し、3日に韓国に到着する予定だ。
ynhrm@yna.co.kr
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