韓日中の大学交流事業「キャンパスアジア」 ASEANに拡大
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2021.11.02 14:30
【ソウル聯合ニュース】韓国教育部と韓国大学教育協議会は2日、韓国、日本、中国の大学生・大学院生の交流事業「キャンパスアジア(CAMPUS Asia)―韓日中」を東南アジア諸国連合(ASEAN)に拡大して運営することを決め、今年の事業団を選定したと発表した。
このプログラムは、2010年に開催された3カ国の首脳会談での合意を受けて発足し、16年に本事業へと拡大された。3カ国の大学間共同・複数学位活性化などが行われ、計6625人の学生が交流に参加。497人が複数学位を取得した。
今回決定した事業は、3カ国に加えてシンガポール、マレーシア、ラオスなどASEANの大学も参加する「キャンパスアジアプラス」として実施される。
3カ国は9月に国別の審査を行い、先月末までに20の事業団を最終選定した。
選ばれた大学には5年間にわたってオンライン・オフライン共同教育課程の開発などのプログラム運営費が支給される。支給額は年平均約1億2000万ウォン(約1160万円)。
教育部の鄭鍾チョル(チョン・ジョンチョル)次官は「新型コロナウイルス(の感染拡大)で韓日中3カ国やASEAN加盟国間の教育分野での協力強化と人的交流がさらに重要になっている」とし、「教育部は未来社会をリードする実力ある国際人材の育成のため、積極的に支援する」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr