尿素水品薄で確保に総力 「過剰な不安感持たないで」=文大統領
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2021.11.09 15:01
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日の閣議で、ディーゼル車の排出ガスの浄化に欠かせない尿素水が品薄となっている問題について、「外交力を総動員し、海外物量の確保に総力を傾けている」として、「過剰な不安感を持たないでほしい」と述べた。
また、「特定国への輸入依存度が過度に高い品目に関しては綿密な管理体系を構築してほしい」と指示した。韓国が輸入する尿素水は約3分の2を中国製が占めており、中国が尿素水の輸出を事実上制限していることを念頭に置いた発言とみられる。
文大統領は「供給網の不安はいつでも降りかかりかねない脅威となっている」とし、「この際、グローバル供給網の変化による原材料の需給問題をより幅広く点検する必要がある」と表明した。
ガソリンや軽油に課す「油類税」の引き下げにも言及し、「今週から油類税を20%引き下げる」と明らかにした。閣議では油類税引き下げのための関連法施行令の改正案を決めた。来年4月30日まで油類税を引き下げる内容が盛り込まれている。
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