米国務次官補が初来韓 経済安保問題のメッセージに注目
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2021.11.10 19:08
【ソウル聯合ニュース】米国のクリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)が10日、来韓した。韓国、中国、日本など東アジア・太平洋地域の政策を総括する同氏が担当地域を訪問するのは、9月末の就任以来初めて。
クリテンブリンク氏は7~10日に日本を訪問し、韓国に移動。12日まで滞在し、韓国政府高官と韓米関係や地域情勢、朝鮮半島問題、グローバル問題などについて協議する予定だ。
カウンターパートの余承培(ヨ・スンベ)外交部次官補とは11日午前に協議を行い、昼食会に移行する。また同部の李誠浩(イ・ソンホ)経済外交調整官、崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官、鄭大鎭(チョン・デジン)産業資源部次官補などとの会合も予定されている。
東アジア・太平洋地域を担当する米国務次官補が初めての来韓で韓国政府の経済外交、通商の当局者と個別に会談するのは異例。バイデン政権が重点的に推進するサプライチェーン(供給網)の見直しなど、経済安保問題が訪韓の主な関心事になるとみられ、クリテンブリンク氏が韓国政府にどのようなメッセージを伝えるのかにも関心が集まる。
中国をけん制するための韓米日の協力やグローバル問題への共同対応の重要性なども強調するものとみられる。
yugiri@yna.co.kr