韓国政府 コロナ病床の追加確保・政府合同の点検団運営へ
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2021.11.19 09:56
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスの新規感染者数が3日連続で3000人を超え、重篤・重症患者数も増加していることを受け、政府は19日、新型コロナ患者用の病床を追加で確保する一方、関係官庁で感染対策の合同点検に乗り出す方針を明らかにした。
政府の中央災難(災害)安全対策本部第2次長を務める全海チョル(チョン・ヘチョル)行政安全部長官は19日の同本部の会議で、新規感染者数の増加や新規感染者に占める18歳以下と60歳以上の年齢層の割合上昇、高齢層を中心とする重症患者の増加などに言及した。これに対し政府は首都圏で早期の病床拡充に努めているとし、「重篤・重症患者の治療に専念する拠点病院を従来の12カ所から15カ所に増やし、250床以上を新たに確保する。感染症専門病院も追加指定して400床以上を確保する」と説明した。
また、「政府合同特別点検団」を22日からの4週間、再び運用する。首都圏を中心に、感染者が多発している地域やクラスター(感染者集団)が発生した施設などを集中点検する方針だ。訪問者名簿の作成、営業時間の順守、ワクチン接種の完了またはPCR検査での陰性を証明するいわゆる「防疫パス」の確認など、必要な感染対策が取られているか調べる。
mgk1202@yna.co.kr