韓国の新規コロナ感染者 初の7千人超=重症者も過去最多
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2021.12.08 10:34
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は8日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から7175人増え、累計48万9484人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数が7000人を超えるのは初めて。前日発表より2221人多く、これまで最多だった4日発表の5352人より1823人多い。重篤・重症患者も840人と過去最多を更新した。
通常、週末に検査件数が少なくなる影響で週の前半には感染者数が減少し、半ばから再び増加する傾向があるが、そのような影響を考慮しても増加幅が大きい。
政府が先月1日から新たな防疫体制「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」を実施し、防疫規則を緩和したことで社会的活動が増え、感染者数は急速に増加している。
なかでも首都圏に感染者の発生が集中しており、市中感染と海外からの入国者を合わせた感染者数はソウル市が2901人、京畿道が2268人、仁川市が433人と、首都圏だけで5602人に上った。
死者は前日から63人増え、計4020人となった。
政府は6日から私的な集まりの人数制限の強化、ワクチンの接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」の提示義務拡大などの特別防疫対策を実施したが、効果が表れるまでには1~2週間かかる見通しだ。その間にも感染者や重篤・重症患者、死者などの防疫指標は引き続き悪化することが懸念される。
新たな変異株「オミクロン株」の感染者は2人増え、累計38人となった。
ynhrm@yna.co.kr
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