駐日韓国大使 森外務次官と非公式に面会
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2021.12.20 22:05
【東京聯合ニュース】韓国の姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使は20日、都内の外務省で森健良外務次官と非公式に面会し、両国の懸案について意見交換した。今年1月に赴任した姜氏が6月に就任した森氏と会うのは初めて。
姜氏は赴任当時の外相だった自民党の茂木敏充幹事長や、茂木氏の後任の林芳正外相ともまだ会っていない。日本側は強制徴用訴訟や旧日本軍の慰安婦問題を巡り、韓国が解決策を示すよう要求していることから、姜氏との面会を避けているとの見方が出ている。
姜氏は、両国がこれまで局長級の協議を断続的に続けており、対話チャンネルを閣僚級に格上げすべきとのメッセージを伝えたとみられる。
韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は先ごろ、英国で開かれた主要7カ国(G7)外相会合の夕食会で、林外相と短時間の立ち話を行った。林氏の就任後、両氏が対面するのは初めてだった。強制徴用訴訟や慰安婦問題などを巡る議論は平行線だったものの、両氏は両国関係を健全な関係に戻すために外交当局間の協議や意思疎通を進めることで一致したとされる。
姜氏と森氏のこの日の面会は両外相の協議を受けたものとみられ、注目される。
ikasumi@yna.co.kr