都市開発不正事件 公社の実務責任者が遺体で見つかる=韓国
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2021.12.22 09:09
【城南聯合ニュース】韓国・ソウル近郊の京畿道城南市の大庄洞開発事業を巡る不正事件の関係者だった城南都市開発公社のキム・ムンギ開発第1処長が21日夜、同公社(城南市盆唐区)内で死亡しているのが見つかった。キム氏は年初まで、大庄洞開発事業の実務の責任者を務めていた。
城南都市開発公社の職員が午後8時半ごろ、公社社屋1階の事務所内で死亡しているキム氏を見つけ、警察に届けた。キム氏の家族から連絡が取れないと言われ、公社内を探していたとされる。
家族は午後8時13分ごろ、警察にも同様の相談をしていた。警察は「今のところ犯罪に巻き込まれた疑いはないとみて、家族などから詳しく話を聞くなどして死亡した経緯を調べている。遺書があるかどうかも確認中」と説明した。
大庄洞開発事業では一部の民間事業者が巨額の開発利益を得たとされる。キム氏は参考人として検察と警察から何度も調べを受けていた。
キム氏は、当時城南都市開発公社の企画本部長だったユ・ドンギュ氏(逮捕・起訴済み)と共に、事業契約書の「超過利益還収」の条項削除に関与した疑いが持たれている。ユ氏の側近との見方もあった。
大庄洞開発は、来年3月の大統領選に革新系与党「共に民主党」候補として出馬する李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事が城南市長だった時代に推進した都市開発事業だ。
mgk1202@yna.co.kr