北朝鮮の党中央委総会で部門別会議 外交・国防も議論
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2021.12.30 08:55
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は30日、朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会の3日目の会議が29日に開かれたと伝えた。前2日間での党と国家政策の方向性提示を受け、この日は各部門が計画策定に向けて議論した。部門に関する具体的な言及はなかったが、対韓・対米政策や国防に関する議論もあったとみられる。
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は初日の会議で2021年度の党と国家の政策と戦略の大枠を提示し、2日目は社会主義体制下の農村振興を取り上げた。
中央通信が3日目の会議開催を伝えるとともに写真を公開した。金英哲(キム・ヨンチョル)党統一戦線部長と金成男(キム・ソンナム)党国際部長、李善権(リ・ソングォン)外相が同席していることから、対韓・対米など外交全般を話し合ったとみられる。
軍と軍需工業部門もそれぞれ部門別の会議を進めた。今年1月の第8回党大会で掲げられた兵器開発目標などの国防計画の履行に向け、方策を講じた可能性が高い。
これら議論の結果は総会最終日の決定書で採択、公開される見通しだ。韓国、米国との対話の意思を推し量れる内容が盛り込まれるか注目される。予算案をはじめとする詳細は、来年2月6日に予定された最高人民会議(国会に相当)で承認されるとみられる。
党中央委員会総会は党大会が開かれない期間に開催される会議体で、主要政策を決定する。
mgk1202@yna.co.kr