カレンダーに北朝鮮の記念日表示 野党批判に「業務用」=韓国統一部
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2021.12.31 14:43
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部のチャ・ドクチョル副報道官は31日の定例会見で、同部の業務用カレンダーに金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の誕生日など北朝鮮の記念日を表示したことを野党などが批判したことについて、「統一部のカレンダーは現政権だけでなく以前から職員を対象とし、南北関係業務の参考にしなければならない北の主な日程などを入れ、内部参考用で製作してきた」と説明した。また、「(野党などが)事実関係の確認をせず一方的に非難したことを遺憾に思う」と述べた。
保守系最大野党「国民の力」中央選挙対策委員会の報道官は30日に論評を出し、「北に対する一方的な支援だけではなく、記念日まで祝おうということなのか」と批判。カレンダーの回収と李仁栄(イ・イニョン)統一部長官の謝罪を求めた。
だが、北朝鮮の記念日は北朝鮮内部動向把握の基本となるため、統一部の業務を理解していない批判との指摘もある。
統一部によると、このカレンダーは保守政権だった李明博(イ・ミョンバク)政権と朴槿恵(パク・クネ)政権でも製作された。
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