コロナ防疫パス運用で「国民の不便を最小限に」 韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は5日、学習塾や読書室、勉強カフェなどを利用する際に新型コロナウイルスのワクチン接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」の提示を義務付ける措置を巡り、行政裁判所が執行停止を命じたことに関し、国民の不便を最小限に抑えてパスを運用していくと強調した。
政府の中央災難(災害)安全対策本部第2次長を務める全海チョル(チョン・ヘチョル)行政安全部長官は同本部の会議で、「政府は未接種者の保護と感染拡大の遮断、医療対応余力の確保を目的に、対象施設を限定して防疫パス制度を実施している」と説明し、国民の不便の少ないバランスの取れたパスの運用に努める姿勢を示した。韓国では現在、青少年などを除き、飲食店やカフェ、映画館などの施設で防疫パスの提示が義務付けられている。
全氏は、直近1週間(先月29~今月4日)の1日平均の新規感染者数は4224人で前週比26%減少し、1人の感染者が何人にうつすかを示す実効再生産数は先週が0.86で3週連続して低下傾向にあると説明し、流行の勢いが落ち着きを見せている状況を強調した。
重篤・重症患者は5日時点で953人とここ2週間で最も少なく、重症者用病床の使用率は62%で安定的な水準を維持している。全氏は、重症者がこの先急増しても安定して病床を運営できるよう、持続可能な病床確保体制を整えることに最善を尽くしているとし、1月末までに約1500床の重症者用病床を含め約6900床を追加で確保すると説明した。
変異株「オミクロン株」拡大の影響で在宅治療(自宅療養)者が増えることへの対応計画も綿密に立てる。全氏は、自宅療養者の診療を担う外来診療センターを4日時点の35カ所から70カ所ほどに増やすほか、全国の医療機関や薬局と連携し、今月から使用する飲み薬を迅速に供給する体制を整えると説明した。
ワクチンの接種状況については、4日までに18歳以上の43.6%、60歳以上の79.0%が3回目の追加接種を終えたと伝えた。
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