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オミクロン株が最後の山場 4回目接種巡り「速く結論を」=文大統領

記事一覧 2022.01.10 16:56

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日の首席秘書官・補佐官会議で、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が主流になる前、50代以下の3回目のワクチン接種が完了するよう最善をつくす必要があるとして、「段階的な4回目接種についても(医療当局が)速く結論を出してほしい」と促した。

首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領=10日、ソウル(聯合ニュース)

首席秘書官・補佐官会議で発言する文大統領=10日、ソウル(聯合ニュース)

 韓国政府は白血病患者など免疫力が低下した人に4回目接種を行う案を検討しており、一般国民も対象にするかどうかに関しては海外の事例を調べている。

 文大統領は小児・青少年にワクチン接種を拡大するかについても迅速に結論を下すよう求めた。現在、11歳以下はワクチン接種の対象外となっている。その上で、「50代以下の3回目接種のスピードがオミクロン株の被害の大きさを決める鍵になる」との認識を示した。

 また、今週から新型コロナの経口治療薬(飲み薬)を使用するとし、「他国より相当早く導入することになる。高齢層から積極的に活用し、重症者患者を減らすことに大きく寄与することを期待する」と表明。「国によって状況が異なり、われわれが比較的に先に使用するため、投与対象の範囲などで最も効率的な使用案をつくることに万全を期さなければならない」と強調した。

 最近、新型コロナの感染者が減少傾向にあることに関しては、「この傾向だと前の水準に収束する」と評価。ただ、「二つの山場が待っている」として、旧正月(今年は2月1日)連休とオミクロン株が主流になる事態を挙げた。「米国と欧州で一日の感染者数が100万人を超えるほど最悪の拡大を見せている。日本でも急増している」として、「オミクロン株が主流になるのは結局、時間の問題」との考えを明らかにした。

 また、「オミクロン株が主流になれば感染者数が一時的に再び急増することも避けられない」とし、「極めて緊張して警戒すべき状況だ。われわれとしては最後の山場になるかもしれない」と強調した。

kimchiboxs@yna.co.kr

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