冬の漢拏山が大人気? 中古サイトで入場券売買=韓国
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2022.01.11 14:37
【済州聯合ニュース】韓国南部・済州島の漢拏山国立公園の探訪予約時に無料で発行されるQRコードが「漢拏山入場券」として中古品取引サイトで売買されていることが明らかになり、対策が求められている。
あるサイトには今月23日の入場券6枚を譲るとして、4万ウォン(約3860円)の販売価格を提示する投稿が掲載されている。この取引は11日の時点で購入予約が完了した状態だ。
このサイトには「漢拏山探訪城板岳コースの予約券を買います」という投稿も多数掲載されている。
価格は1万~5万ウォンまでと幅広く、漢拏山探訪に関する投稿数は約2000件に上る。
漢拏山の雪景色を楽しもうとする人々を相手にこのような取引が行われているのは、予約者が受け取ったQRコードをコピーすることで本人確認なしに入場できるという制度上の欠陥のためだ。
別の中古品取引アプリでもQRコードが売買されていたが、メディアなどで問題が報じられたことで、現在は表示されない状態になっている。
漢拏山国立公園の探訪予約制度は、適正な人数を受け入れることで持続可能な自然生態系を保全するために昨年から本格的に実施されている。
同公園の管理事務所は、漢拏山城板岳コースと観音寺コースの事前予約制を運用しており、1日当たりの受け入れ人数は城板岳が1000人、観音寺が500人だ。
入場券の取引が行われることで、実際に漢拏山を訪れようとする人が予約を取れなかったり、予約システムが一時的にダウンしたりする状況も発生している。
漢拏山国立公園の関係者は「漢拏山の入場券がサイトで取引されないように業者に協力を要請した」とし、「転売などを防ぐための対策を講じたい」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr
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