LCCのチェジュ航空 昨年旅客数で韓国トップ=大韓航空抜く
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2022.01.11 15:04
【ソウル聯合ニュース】韓国国土交通部の航空情報ポータルシステムによると、韓国航空会社の昨年の国内線と国際線を合わせた乗客数は格安航空会社(LCC)のチェジュ航空が651万3000人で最も多く、次いでLCCのジンエアーが584万3000人、最大手の大韓航空が558万9000人の順だった。
チェジュ航空が旅客数で首位となったのは2006年の運航開始以来で初めて。新型コロナウイルス流行のあおりで国際線の運航がほぼ止まったなか、国内線の乗客が急増したことが影響し、20年に旅客数1位だった大韓航空を抑えた。
チェジュ航空の昨年の国内線乗客数は過去最多の645万9000人で、前年に比べ200万人以上増えた。国内線の旅客輸送に占めるシェアは前年比2.3ポイント上昇の19.5%で、2年連続でトップとなった。
国内線乗客数の2位はジンエアーで581万1000人。大韓航空は481万8000人、大手のアシアナ航空は447万6000人にとどまった。
一方、昨年の国際線乗客数はLCCのティーウェイ航空が5万5000人、チェジュ航空は5万4000人、ジンエアーは3万2000人と低調だった。大韓航空は77万人、アシアナ航空は50万6000人を記録した。
業界関係者は「航空大手はコロナ禍で貨物輸送に集中した一方、LCCは国内線に集中したことで乗客数が逆転したようだ」と話している。
tnak51@yna.co.kr