韓国 きょうのニュース(1月13日)
◇新規コロナ感染者4167人・重症者701人 入国者の感染また最多
中央防疫対策本部は、13日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から4167人増え、累計67万9030人になったと発表した。重篤・重症患者は701人で、4日連続で800人を下回った。海外からの入国者の感染は391人で、前日(380人)に続いて過去最多を更新した。
◇墜落死の空軍操縦士 民家避けようと脱出せず
空軍の戦闘機F5Eを操縦中にソウル郊外の京畿道華城市の山に墜落して殉職したシム・ジョンミン小領(少佐=大尉から特進=、29)の告別式が、14日に所属部隊の空軍第10戦闘飛行団で執り行われる。空軍は飛行記録集積装置のこれまでの分析結果として、「操縦士は多数の民家を避けようとし、脱出を試みずに操縦かんを最後まで握ったまま、民家付近から100メートル離れた山に衝突したものと判断している」と説明した。
◇韓米合同軍事演習の4月延期を検討 大統領選・コロナ感染拡大で
毎年3月に実施される定例の韓米合同軍事演習を巡り、韓国大統領選の日程などを理由に4月への延期が検討されていることが分かった。韓米両国は北朝鮮の挑発の可能性に備えた連合防衛態勢の点検のため、大規模な定例の合同演習を毎年3月と8月の2回行ってきた。だが、今年は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)と韓国大統領選(3月9日)が重なり、合同演習の4月への延期を検討するという。
◇韓国の公共清廉性指数 世界18位・アジアでは最高位
国民権益委員会は、欧州腐敗防止・国家建設研究センター(ERCAS)がこのほど発表した2021年版の公共清廉性指数(IPI)のランキングで、韓国は調査対象114カ国のうち18位、アジアでは最高位を記録したと伝えた。韓国の順位は15年が23位、17年が24位、19年が20位で、21年は過去最高の18位に上昇した。
◇大統領選候補支持率 李氏37%・尹氏28%・安氏14%
世論調査会社4社が発表した3月の大統領選候補の支持率は、革新系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事が前週比1ポイント上昇の37%、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長は前週と同じ28%だった。両氏の差は9ポイントとなった。中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表の支持率は14%で、前週比2ポイント上昇した。革新系野党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)元党代表は1ポイント上昇の3%と集計された。
◇日用品値上げ さらに増す消費者の負担
今年に入って歯磨き粉やシャンプーなど日用品の価格が値上がりし、消費者の負担がさらに増すことになった。化粧品大手のLG生活健康は1日、歯磨き粉や洗剤、柔軟剤など36製品のコンビニエンスストアへの納品価格を値上げしたと発表した。化粧品・日用品メーカーの愛敬産業も同日から全ての流通チャンネルで洗濯洗剤、台所洗剤、歯磨き粉、シャンプーなどの納品価格を平均10%値上げした。同社の関係者は「原材料価格、人件費、物流費などの上昇でやむを得ず値上げした」と説明した。
◇1~2週以内にもオミクロン株主流に 感染者も増加転換へ
政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は、感染力の強い新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」がおよそ1~2週間以内に韓国でも主流になる可能性があり、これに伴いコロナの新規感染者が再び増加に転じるとの予想を記者団に伝えた。国内での先週のオミクロン株検出率は12.5%だった。政府は、新規感染に占めるオミクロン株の割合が1~2週間以内に50%以上になり、現在主流のデルタ株を上回ると見込んでいる。