コロナ飲み薬の使用低調 併用禁忌薬多く手続き複雑=韓国
記事一覧
2022.01.19 16:11
【ソウル聯合ニュース】韓国に米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルス感染症経口治療薬(飲み薬)「パクスロビド」が導入されたが、処方を受けた人はまだ少ないことが分かった。
保健当局によると、導入初日の14日から16日までにパクスロビドの処方を受けた患者は計39人にとどまった。同薬は13日に2万1000人分が到着。1日当たり1000人以上に投与可能と予想されていた。
政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は19日の会見で「(薬が)導入されたばかりで(医療)現場は適応段階にある」とし、「処方の基準、手続きに慣れるまでやや時間が必要」と説明した。
医療現場からは併用禁忌薬が多く、パクスロビドを処方できないケースが多いという声が上がっている。
孫氏は、併用禁忌薬や患者の状態を踏まえて処方を控えるケースもあるようだとし、手続きや基準が複雑な部分については21日ごろに改善策を発表すると説明した。
hjc@yna.co.kr
キーワード