北朝鮮ミサイル発射巡り「情勢の安定維持に努力」 対話促す=韓国統一部
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2022.01.27 15:08
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は27日、北朝鮮が同日に短距離弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を発射したことについて「強い遺憾と憂慮」を表明し、「朝鮮半島の時計を緊張と対立の過去に戻すミサイル発射を中断し、平和な未来に進むための対話に出ることを改めて促す」と述べた。
また、「朝鮮半島情勢を平和的、安定的に維持するため努力していく」との姿勢を示した。
北朝鮮が今年に入り6回目のミサイル発射を強行したが、政府が「遺憾」との立場を繰り返していることに関しては「統一部は対北政策担当だ」とし、「北のミサイル発射を軍事的な側面で評価するよりは南北関係などに与える影響の側面で判断し対応することが適切だ」と説明。その上で、「北の連続的なミサイル発射が朝鮮半島情勢や南北関係発展、対話再開などに向けた政府の取り組みに困難をもたらすことは確かだ」とし、「こうした状況が繰り返されないよう、ミサイル発射ではなく対話と協力の道に進むことを促し続けている」と強調した。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は同日午前8時と同8時5分ごろ、東部の咸鏡南道・咸興から朝鮮半島東の東海に向けて短距離弾道ミサイルとみられる2発を発射した。
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