北朝鮮が今年7回目の発射 弾道ミサイルか
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2022.01.30 09:29
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が30日午前、朝鮮半島東側に未詳の飛翔(ひしょう)体を発射した。
北朝鮮の飛翔体発射は今年に入って7回目。直近では27日に咸鏡南道・咸興から朝鮮半島東の東海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射している。
合同参謀本部はこの日午前7時57分に報道関係者に通知した。軍当局は飛翔体の飛距離や高度、速度などを分析している。
軍当局は通常、弾道ミサイルを探知すればすぐにメディアに公開していることから、今回の飛翔体も弾道ミサイルの可能性が高い。
北朝鮮は今年に入り、相次いでミサイルを発射している。
5日と11日には「極超音速ミサイル」と主張する弾道ミサイルを発射し、14日には鉄道車両からロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版と呼ばれる「KN23」を2発発射した。
17日には米陸軍戦術ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」に類似した「KN24」を2発、25日は巡航ミサイルを2発、27日は「KN23」の改良型とみられる短距離ミサイル2発をそれぞれ発射した。
ひと月に7回ミサイルを発射したのは、2011年末に金正恩(キム・ジョンウン)政権が発足して以来初めて。米政府は新年からの相次ぐ挑発を受け独自制裁に乗り出したが、北朝鮮は武力誇示を続けている。
北朝鮮は核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験の再開を示唆しており、さらなる挑発の可能性もある。
csi@yna.co.kr