韓国の輸出は上昇局面 当分は好調=中銀報告書
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2022.02.03 13:52
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は3日に公表した輸出関連の報告書で、「輸出状況を判断する指標の最近の動きを踏まえると、韓国の輸出は現在上昇局面にある。上昇傾向は堅固で、当分は堅調な流れが続く」との見解を示した。
韓国の輸出は1990年以降、7回の循環(サイクル)が見られた。現在は8回目の循環の上昇局面にある。この上昇局面は2020年4月に始まり、21年12月現在まで1年8カ月続いている。過去の循環の上昇局面が平均1年11カ月続いたことに照らすと、今回はまだ山に達していないという。
品目別にみても、化学工業製品や鉄鋼などを除いた多くの品目で、輸出の好不調の波における拡張期にあたっていると分析した。ほかにも輸出好調を見込む根拠として、経済協力開発機構(OECD)や韓国貿易協会などの指標を取り上げた。
報告書はその一方で、韓国の輸出を制約しかねないリスク要因として、最大貿易相手国である中国の成長鈍化や、新型コロナウイルス変異株のオミクロン株の感染拡大が世界経済に及ぼす影響などを指摘した。
mgk1202@yna.co.kr
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