最高人民会議 金正恩氏の出席・演説有無などに注目=韓国当局
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2022.02.03 15:02
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は3日、北朝鮮で6日に予定されている最高人民会議(国会に相当)に関し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が出席するかどうか、出席する場合に施政方針を表明するかなどに注目していると述べた。
同当局者は「金正恩委員長は最高人民会議で、施政演説を通じて対内外政策の方向性全般を提示したことがあった。(6日の最高人民会議に)出席する場合、全般的な政策の方向性を示す可能性もあるとみて、関連動向に注目している」と説明した。
ただ、金正恩氏が最高人民会議に出席するかどうかの予測は難しいという。最高指導者に就いてから最高人民会議は14回開かれたが、このうち出席は8回だった。
今回の最高人民会議については、「北は党中央委員会総会などを通じ、2021年の事業を総括し、22年の事業の方向性をすでに示している。これを法や予算などで裏打ちする措置が議論されると思われる」と述べた。
一方、平壌で1日に開催された旧正月の祝賀公演では、金正恩氏の叔母で、13年に処刑された張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の妻、金慶喜(キム・ギョンヒ)元党書記が鑑賞する姿が見られた。公の場に現れるのはほぼ2年ぶり。
この統一部当局者は、金慶喜氏が故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生誕80年(2月16日)や故金日成(キム・イルソン)主席の生誕110年(4月15日)などの行事にも出席するか、関心を持って見守ると話した。金慶喜氏を「金正恩委員長と近い血筋で、党と国家の重鎮」としつつも、現在は肩書が無いことに触れた。
mgk1202@yna.co.kr