韓国の新規コロナ感染者２万７４４３人　４日連続で過去最多

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は４日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から２万７４４３人増え、累計９３万４６５６人になったと発表した。１日当たりの新規感染者数は４日連続で過去最多を更新した。

　韓国で新規感染者数は先月２６日に初めて１万人を突破。今月２日に２万人を上回った。２万人を超えてからわずか３日で３万人に迫っている。増加幅も大きくなっている。１万人を超えてからは前日比で１０００～２０００人増加していたが、この日は前日に比べ４５３６人増えた。人の移動と対面接触が多かった旧正月連休が終わり、感染者数はさらに増加する可能性がある。

　政府は新型コロナの感染拡大が続いていることを受け、私的な集まりを最大６人に制限し、飲食店・カフェなどの施設の営業時間を午後９時までとする現行の防疫措置を２０日までの２週間延長すると発表した。

　ただ、重篤・重症患者や死者の大きな増加にはつながっていない。重症者は２５７人と、前日から１７人減った。死者は２４人増え、計６８３６人となった。新型コロナの変異株であるデルタ株より感染力が２倍以上強いが、重症化率は３分の１というオミクロン株の特徴のためとみられる。

　一方、無症状と軽症の感染者が急増し、在宅治療（自宅療養）者の管理は限界に達している。在宅治療者は１０万４８５７人となり、政府が管理可能とした最大値の１０万６０００人に迫っている。だが、３日から全国の呼吸器専門クリニックや指定された小規模医療機関が新型コロナの診療を開始し、在宅治療者の管理にも余力が出るとみられる。

　この日新たに確認された市中感染者は２万７２８３人。地域別には京畿道が７２０２人、ソウル市が６１３９人、仁川市が１７７９人と首都圏（計１万５１２０人）が全体の５５．４％を占めた。ソウル市での市中感染者は前日に初めて５０００人を超えたのに続き、この日は６０００人を上回った。首都圏以外の市中感染者は１万２１６３人となり、初めて１万人を超えた。

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