文大統領「日常回復へ最後の山場」 半年ぶりコロナ会議主宰
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2022.02.07 11:55
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日、青瓦台(大統領府)で主宰した中央災難(災害)安全対策本部の会議で、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の広がりに関して「日常生活への回復に向かう最後の山場だ」としながら「政府を信じて力を合わせれば、より速やかに日常回復へと進めるだろう」と述べた。
文大統領が同本部の会議を主宰するのは、昨年7月25日以来約半年ぶり。
この日の会議で文大統領は、韓国でもオミクロン株が大多数となり、新規感染者数が連日過去最多を更新しているとして、感染者数がどれだけ増えるか、ピークがいつになるか予測が難しい状況だと指摘した。
一方、世界の累計感染者数が4億人、死者数が600万人に上る状況でも、韓国は人口比の感染者数と致死率のいずれも最低水準だと評価。オミクロン株が主流になる時点を最大限遅らせ、オミクロン株に合わせた防疫と医療システムを先んじて導入した結果、一時は1000人を超えた重篤・重症患者数が200人台に減少し、重症者用病床の使用率は20%以下を維持して医療体制の余力を高めたと説明した。
文大統領は、これからがオミクロン株対応の本番だとして、あらかじめ準備していた対応体制を計画通り全面稼働させ、補完の必要性を点検するよう指示した。
ynhrm@yna.co.kr
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