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あまりに露骨な中国びいき判定連発 韓国は提訴へ=北京五輪ST 

記事一覧 2022.02.08 11:30

【北京聯合ニュース】北京冬季五輪のスピードスケート・ショートトラックで、開催国・中国寄りの判定が相次いでいる。5日の混合リレー、7日の男子1000メートルでは、いずれも中国選手が有利になる不可解な判定があった。韓国はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴することを決めている。判定を巡る論争は、残り六つのメダルレースでも繰り返される恐れがある。

韓国のエース黄大憲(ファン・デホン)は準決勝1組で1位となったが、レーン変更が遅かったという理解し難い理由で失格となった。写真は失格の理由となった場面=(聯合ニュース)

 五輪開催国はホームグラウンドで好成績を残すため、メダル獲得を見込める重点競技を選定して緻密に準備する。

 韓国もそうだった。2018年の平昌大会を前にスケルトンとボブスレーに多額の投資を行った結果、スケルトン男子の尹誠彬(ユン・ソンビン)がそり競技でアジア勢初の金メダルを獲得した。また、ノルディックスキーやアイスホッケー、フィギュアスケートなど、韓国人選手ではメダル獲得が厳しい競技に帰化した外国人選手を出場させた。

 中国も同じように、今大会で9個の金メダルがかかったショートトラックを重点競技とし、平昌大会の直後に「世界最強」を誇る韓国のショートトラック指導者を引き抜いた。平昌大会で韓国代表を率いたキム・ソンテ監督を総監督として、元韓国代表のビクトル・アン(韓国名:安賢洙=アン・ヒョンス)を技術コーチとしてそれぞれ迎え入れた。

 さらに、平昌大会金メダリストの韓国元エース、林孝俊(イム・ヒョジュン)に中国国籍を取得させるなど、ショートトラックに集中的に投資した。

 こうした中国のなりふり構わぬ姿勢に、韓国の選手は不安を隠せずにいた。ショートトラック男子代表の郭潤起(クァク・ユンギ)は大会前、中国の選手にわずかに触れただけでも不利な判定が出かねないとして、「できる限り気を付けてレースに臨みたい」と話していた。

 心配は現実になった。中国はあからさまな身びいき判定で金メダルを手にしている。

 最初は5日の混合リレーだった。準決勝で、中国は選手同士がタッチをせず失格になるかと思われたが、ビデオ判定の末に決勝進出を果たした。この状況に「ブルートゥースタッチ」という皮肉も飛び出している。

 審判陣は準決勝直後、しばらくビデオを見つめた後、中国が走者交代の際に米国とROC(ロシア・オリンピック委員会)の妨害を受けたと判断した。2位でゴールした米国は失格処分となり、3位だった中国が繰り上げで決勝に進出、金メダルを獲得した。

 7日の男子1000メートルでは、あきれるような判定が繰り返された。

 韓国のエース黄大憲(ファン・デホン)は準決勝1組で1位となったが、レーン変更が遅かったという理解し難い理由で失格となった。準決勝2組では韓国ホープの李俊瑞(イ・ジュンソ)が2位でゴールし、決勝進出を果たしたかに思われたが、やはりレーン変更時に反則があったとして失格となった。両選手が失格したことで、1、2組とも中国選手が決勝に進んだ。韓国は、準決勝での判定が不当だとしてCASに提訴する方針だ。

 決勝でも、1位でゴールしたハンガリー選手が判定の末にイエローカードの処分を受け、2位だった中国選手が金メダルに輝いた。中国勢は同日の男子1000メートルの準々決勝から決勝まで一度も1位でゴールしていないにもかかわらず、ビデオ判定により金、銀メダルを手にするという最高の成績を収めた。

 ショートトラックで繰り返される不可解な地元びいきの判定は、冬季スポーツの祭典を見つめる世界のスポーツファンの眉をひそめさせている。

ショートトラック男子1000メートル決勝で競い合うハンガリーと中国の選手=7日、北京(聯合ニュース)
ショートトラック男子1000メートル決勝でビデオ判定の末に金メダルを獲得した中国の選手を迎えるキム・ソンテ監督(手前右)=7日、北京(聯合ニュース)

tnak51@yna.co.kr

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