韓国・新世界グループ副会長 北京五輪判定を遠回しに批判
記事一覧
2022.02.09 13:51
【ソウル聯合ニュース】韓国の小売り大手、新世界グループの鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)副会長が、北京冬季五輪のスピードスケート・ショートトラックで、開催国・中国寄りの判定が相次いだことについて批判した。
鄭氏は9日午前、インスタグラムを更新し、韓国の黄大憲(ファン・デホン)選手が出場した北京五輪ショートトラック男子1000メートル準決勝(7日)の映像のキャプチャー画像とともに「何が問題なのか? 前で滑ったこと、それともふくらはぎで後ろの選手の腕を押したこと」と投稿。同レースの判定を遠回しに批判した。「言いたいことはたくさんあるが言わないでおく」という意味の韓国語の略語のハッシュタグも添えた。
韓国のエース黄選手は準決勝1組で1位となったが、レーン変更が遅かったという理解し難い理由で失格となった。準決勝2組では韓国ホープの李俊瑞(イ・ジュンソ)選手が2位でゴールし、決勝進出を果たしたかに思われたが、やはりレーン変更時に反則があったとして失格となった。両選手が失格したことで、1、2組とも中国選手が決勝に進んだ。大韓体育会(韓国オリンピック委員会)は8日、準決勝での判定が不当だとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する方針を発表した。
hjc@yna.co.kr