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韓国 在宅治療体制を重症化抑制に切り替え

記事一覧 2022.02.10 18:40

【ソウル聯合ニュース】韓国で10日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の広がりで1日当たりの新規感染者数が5万人を超えた。感染者数が増え続けていることを受け、政府はこの日から重症化するリスクが高い感染者を集中的に管理する新たな在宅治療体制をスタートさせた。

光州市内の新型コロナ専用診療所で9日、迅速抗原検査を受ける市民(同市北区庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 オミクロン株の感染者の多くが軽症・無症状であるため、限られた医療資源を重症化するリスクの高い感染者に割り当てることで重篤・重症患者数をできる限り抑える。

 中央災難(災害)安全対策本部によると、在宅治療の対象者は重症化するリスクの高い「集中管理群」とそのほかの「一般管理群」に分けられ、それぞれ異なる方式で健康状態が管理される。

 60歳以上と新型コロナの飲み薬が処方された人のうち、各地方自治体が集中管理が必要と判断した人や、50代の基礎疾患がある人などが「集中管理群」に分類される。

 「集中管理群」に対しては現状通りに担当の医療機関が1日2回健康確認を実施し、必要があれば米製薬大手ファイザーが開発した飲み薬 「PAXLOVID」を処方する。同薬は感染者の重症化リスクを約88%低くするとされる。

 一方、「一般管理群」は自宅などで自ら健康管理をしなければならない。症状が悪化するなど診療が必要な場合は、近隣の病院や指定医療機関などに電話をして非対面で診療を受けるか、外来診療センターで検査、処置、手術などを受ける。

 一般管理群には症状を緩和する医薬品が処方されるが、新型コロナの飲み薬は処方されない。

 政府は新規感染者のうち76.5%が一般管理群、13.5%が集中管理群に分類されると推定している。

 ただし感染者やその同居人に対する案内など、在宅治療のためのガイドラインは公開されておらず、現場で混乱が生じる懸念もある。

 政府は7日から在宅治療キットの支給対象者を狭め、60歳以上など集中管理群にのみ届けている。物品の補給業務を行っていた人員を重症化リスクの高い感染者の保護のための業務に投じるためだ。

 キットには解熱剤、体温計、血中の酸素飽和度を測るパルスオキシメーター、消毒剤、セルフ検査キットなどが入っている。一般管理群の対象者は、必要があればインターネットなどで自ら購入しなければならない。

 即席麺などの食事や生活必需品も1人暮らしの高齢者など、必須の人を対象に提供する。 

 9日からは感染者と接触者など自主隔離者の管理方式も変更された。隔離者が自ら隔離を管理し、スマートフォンの全地球測位システム(GPS)情報などを利用したアプリによる管理を廃止した。

 ただ罰則規定は維持される。自主隔離を行わず摘発されれば、感染症予防法違反で1年以下の懲役または、1000万ウォン(約967万円)以下の罰金が科される。

 また感染者は症状やワクチンの接種履歴に関係なく、検体採取日から7日間のみ隔離し、隔離が終わればPCR検査を受けずに日常生活に戻れる。

 7日間の隔離が義務付けられる濃厚接触者の範囲も縮小された。濃厚接触者のうち、接種完了者(2回目の接種から14~90日過ぎた人、または3回目の接種完了者)ではない同居人、療養型病院・施設などの長期療養のための施設など感染リスクの高い施設で接触した場合のみ隔離される。

 感染者の同居人であっても、接種完了者や飲食店・カフェなどで接触した人は隔離する必要がない。

yugiri@yna.co.kr

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