今月末からコロナワクチン4回目接種 療養施設入居者ら対象=韓国
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2022.02.14 10:29
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は14日、新型コロナウイルスへの対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議を開いた。同本部の権徳チョル(クォン・ドクチョル)第1次長(保健福祉部長官)は冒頭、「60歳以上の感染確認が再び増えているため、免疫が低下している人や療養型病院の入院者、療養施設の入居者を対象に、2月末からワクチンの4回目接種を実施する計画だ」と明らかにした。
60歳以上の感染者が全体に占める割合はここ3週間、8.0%、9.2%、11.7%と毎週上昇している。
権氏は最近の流行状況について、変異株の「オミクロン株」が主流になって以降の3週間で新規感染者は10倍に増え、このところ連日5万人を超えているとし、60歳以上のハイリスクな感染者は毎日約6000人ずつ確認され、在宅治療(自宅療養)者は累計約23万人に増えたと説明した。
オミクロン株は感染力は強いものの重症化率は比較的低い。このため、重症者用病床の使用率は20%台にとどまっている。
権氏は、こうしたオミクロン株の特性に合わせ、重症化と死亡の抑制に重点を置く方向に防疫戦略を変えているとし、具体的には重症化と死亡のリスクが高い60歳以上などの自宅療養「集中管理群」に検査と治療を集中させていると説明した。
政府は自宅療養中の集中管理群を20万人まで管理できるよう、管理を担う医療機関を674カ所確保した。また、10日からは自宅療養者のための医療相談センターを運営している。
tnak51@yna.co.kr
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