韓国・サムスン電子の社内取締役 昨年報酬1人平均約6億円
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2022.02.18 09:26
【ソウル聯合ニュース】2021年に過去最高の売上高を記録した韓国のサムスン電子が社内取締役5人に支給した報酬は、1人当たり平均63億ウォン(約6億300万円)程度に上ると推定される。
サムスン電子が18日までに金融委員会と韓国取引所に提出した資料によると、同社は21年に、登記簿上の取締役11人(社内取締役5人と社外取締役6人)に総額323億ウォンの報酬を支給した。
社外取締役の報酬は固定されており、6人に対し合計で約8億ウォンが支給されたとみられる。その場合、社内取締役5人への支給額は約315億ウォン、1人当たり平均63億ウォンとなる。
社内取締役は、代表取締役を務めた金奇南(キム・ギナム)、高東真(コ・ドンジン)、金炫ソク(キム・ヒョンソク)の3氏と、映像ディスプレー事業部長だった韓宗熙(ハン・ジョンヒ)氏、経営支援室長だった崔輪鎬(チェ・ユンホ)氏。
社内取締役の報酬には数種類のインセンティブがあるため、支給額は毎年異なる。20年は1人当たり53億7500万ウォンだった。21年は好業績を受け、前年を上回る報酬が支給されたとみられる。具体的な金額は来月の事業報告書などで公開される予定。
一方、サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長は17年以降、会社から報酬を受け取っていない。
mgk1202@yna.co.kr