コロナによる「内需への影響懸念」 3カ月連続で言及=韓国政府報告書
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2022.02.18 11:30
【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は18日公表した経済動向報告書(グリーンブック)2月号で、最近の韓国経済について「輸出の好調が続く中、雇用の伸びが大きく拡大したが、新型コロナウイルスの変異株(オミクロン株)の感染拡大などによる内需への影響が懸念される」と分析した。
昨年12月、今年1月に続き、3カ月連続で新型コロナによる内需への影響に懸念を示した。
韓国ではこのところ、新型コロナの感染者がすさまじいスピードで増えている。1日当たりの新規感染者はこの日初めて10万人を上回った。
1月は就業者数が前年同月比で113万5000人増加し、経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(基準値100)は前月比0.6ポイント上昇した。ただ、こうしたポジティブな指標には最近のオミクロン株の急拡大が反映されていない。
1月のクレジットカード使用額は前年同月比17.5%増加した。百貨店の売上高は31.5%増、ディスカウントストアも10.3%増となった。
政府は一方、海外の経済状況については、米国が近く利上げに踏み切る可能性が強まり、ウクライナを巡る軍事的緊張が高まっていることなどから「不確実性が拡大した」と評価した。
tnak51@yna.co.kr
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