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長距離地対空ミサイルの開発大詰め 来週発射実験へ=韓国

政治 2022.02.18 17:40

【ソウル聯合ニュース】韓国型ミサイル防衛(KAMD)の主力兵器である長距離地対空ミサイル(LSAM)の開発が大詰めを迎えていることが、18日分かった。

長距離地対空ミサイルの開発が大詰めを迎えている=(聯合ニュースTV)

長距離地対空ミサイルの開発が大詰めを迎えている=(聯合ニュースTV)

 複数の軍消息筋によると、開発中のLSAMの発射実験が23日、国防科学研究所の主管により西部・忠清南道泰安郡の安興試験場で行われる。

 LSAMは、高度50~60キロで飛行する弾道ミサイルの迎撃を目標に開発中だ。

 配備されればミサイルの終末段階で上層部を防衛する米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」、下層の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)、中距離地対空ミサイル「チョルメ2」などとともに多層的な複合防衛システムの構築が可能になるとみられる。

 韓国軍は当初、2026年の戦力化を目標に開発していたが、北朝鮮のミサイル高度化に応じた迎撃網の補完の必要性が提起されており、早期に戦力化される可能性もある。

 軍は「韓国版アイアンドーム」と呼ばれる長距離砲迎撃システムの開発にも近く着手するとされ、LSAMの発射実験当日に類似した兵器を発射して必要性を判断する予定だという。

 長距離砲迎撃システムはさまざまな場所に誘導弾の発射台を設置し、ドーム型の防空網で囲んで飛来する砲弾を迎撃するもので、イスラエルの「アイアンドーム」と同じ方式の兵器システムだ。

 南北軍事境界線の北朝鮮側地域には、約1000門の長距離砲が配備されている。このうち射程が54キロの170ミリ自走砲6個大隊と射程60キロの240ミリロケット砲約10個大隊の約330門がソウルと首都圏を射程圏内としている。

 これに関連し、昨年末に国会本会議を通過した2022年度国防予算でも長距離砲の迎撃システム事業の関連予算189億ウォン(約18億2000万円)が編成された。

 ただ、軍は具体的な戦力化の日程については明らかにしていない。

ynhrm@yna.co.kr

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