コロナ流行「出口の入り口」 他の感染症と同じ管理も可能に=韓国政府
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2022.02.22 14:48
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は22日、新型コロナウイルスの最近の流行状況はエンデミック(地域的流行)として定着する初期段階にあるとし、状況を安定的に管理できれば現在の行動制限を解除する「日常回復」を図っていくと明らかにした。
政府の中央事故収拾本部の朴香(パク・ヒャン)防疫総括班長はオンライン会見で、「まだ先は長いが、出口を探す入り口に入った」と述べ、「この先も致死率を低く保ち、流行を安定的に管理できるなら、最終的には(変異株の)オミクロン株も他の感染症と同じ管理システムで対応できるようになるだろう」と説明した。
また、オミクロン株の流行は短期的には危機だが、中長期的に見れば日常を回復するために一度は通らねばならない過程だとし、「重症化と死亡を最小限に抑え、医療体制を保ちながら流行をうまく乗り越えれば、日常へと戻るチャンスが訪れるだろう」と強調した。ただ、日常回復の時期や内容については具体的に言及しなかった。
政府は現在、新型コロナ感染対策として私的な集まりの人数を6人まで、飲食店やカフェなどの施設の営業を午後10時までなどに制限し、一部施設の利用時にワクチンの接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」の提示を義務付けている。同本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は、オミクロン株の流行がピークアウトして落ち着けば、日常の回復に取り組む前であってもこうした防疫措置の緩和を図ると伝えた。
tnak51@yna.co.kr
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