北朝鮮が飛翔体1発発射 弾道ミサイルの可能性=韓国軍
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2022.02.27 10:18
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は27日、北朝鮮が同日午前7時52分ごろ、平壌の順安付近から朝鮮半島東の東海上に弾道ミサイルと推定される飛翔(ひしょう)体1発を発射したと発表した。
飛距離や高度、速度などの詳細は分析中とみられる。合同参謀本部は「さらなる発射に備え、関連動向を追跡・監視し、対応態勢を維持している」と説明した。
順安には北朝鮮が先月、短距離弾道ミサイル2発を発射した空港がある。北朝鮮は度々、北東部の咸鏡北道吉州郡舞水端里沖にある無人島を発射実験の標的に設定している。空港から無人島までは直線距離で370~400キロ程度だ。
日本メディアによると、飛翔体は日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したとされる。
韓国青瓦台(大統領府)は徐薫(ソ・フン)国家安保室長の主宰で国家安全保障会議(NSC)常任委員会の緊急会議を開き、対策を協議している。
北朝鮮による飛翔体発射は1月30日に中距離弾道ミサイル「火星12」を発射して以来28日ぶりで、今年入って8回目となる。
ikasumi@yna.co.kr