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韓国大統領選まで残り10日 与野候補の接戦続く

記事一覧 2022.02.27 11:58

【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選は3月9日の投開票まで残り10日となった。今回の大統領選は新型コロナウイルス禍の長期化による経済不安、米中覇権争い、ロシアによるウクライナ侵攻で露呈した新冷戦の構図の現実化など国内外の危機を乗り越えるリーダーを決める重要な舞台となる。

韓国大統領選の主要4候補。左から沈相ジョン氏、安哲秀氏、尹錫悦氏、李在明氏(資料写真)=(聯合ニュース)

 しかし、「最悪の非好感大統領選」と呼ばれるほど候補同士の深刻な非難合戦が繰り広げられている中、どの候補を支持するか決めかねている有権者も多い。

 残り10日間の選挙運動の結果によって勝者が決まる可能性が高く、全ての候補が「総力戦」を展開していくと予告している。

 最終レースを前に、革新系与党「共に民主党」 候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事と保守系最大野党「国民の力」候補、尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長の「2強」は事実上、再び同じスタートラインに立った。

 先週半ばに発表された複数の世論調査の結果では両候補の支持率が40%前後となり、抜きつ抜かれつの接戦となった。中道系野党「国民の党」候補、安哲秀(アン・チョルス)党代表との候補一本化の交渉決裂の余波で尹氏の支持率が下落し、李氏の支持率が上昇した。

 李氏は地方自治体の首長経験者としての実績、細やかな公約などを前面に押し出し、「有能な経済大統領」をアピールし、支持を訴える計画だ。また、政治改革、統合政府論を掲げて中道層の取り込みも狙っている。

 尹氏は公正と正義の価値を掲げ、文在寅(ムン・ジェイン)政権の失政と対比させることで、政権交代に向けて世論の結集を図っている。

 安氏は「非好感大統領選」にうんざりしている有権者の支持を取り付けたい考えだ。

 革新系野党「正義党」候補、沈相ジョン(シム・サンジョン)元党代表はジェンダーや労働など差別化されたイシューで他候補との違いを鮮明にし、薄れた存在感の向上を図る。

 大統領選の最大の変数は野党候補の一本化だ。政権交代を望む声は55%前後に上る。これまで露呈した確執や乱脈ぶりにもかかわらず尹氏と安氏が候補一本化に成功すれば、優位性を得る。

 ただ、時間が経つほど一本化によるシナジー効果は弱まらざるを得ないとの見方が多い。政界では投票用紙が印刷される28日を前に劇的に一本化が決まる可能性にも神経をとがらせている。

 李氏も政治改革の動きを加速させ、安氏、沈氏はもちろん泡沫(ほうまつ)候補との連携を模索している。

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の急拡大も選挙の行方を左右する要因に挙がっている。

 候補たちは長引く防疫措置に反発している自営業者の票の行方を注視している。李氏は当選後すぐに防疫体制を転換し、営業制限を緩和することを約束している。これに対抗し、尹氏は最大1000万ウォン(約100万円)の防疫支援金支給を掲げた。

 オミクロン株流行のピークの時期と投票日が重なると予想される中、投票率も重要な変数の一つとなる見通しだ。

 政権交代を求める声が半数を超えているため、理論的には投票率が高いほど野党候補が有利になる可能性が高い。特に尹氏の場合、20~30代と60~70代が主な攻略対象だ。投票率が低い若年層と新型コロナ感染拡大に敏感な高齢層の投票率をどれだけ高めることができるかが鍵となる。

 選挙戦は最後まで予測がつかない展開となる可能性が高く、全候補が支持層を投票に向かわせるための投票キャンペーンに総力を挙げるとみられる。

hjc@yna.co.kr

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