サムスン「ギャラクシーS22」 米国とインドでも大人気
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が世界各地で発売した新型フラッグシップスマートフォン(スマホ)「ギャラクシーS22」シリーズが、高い人気を集めている。韓国だけでなく米国でも供給が追い付かず納品待ちの状態となっており、インドでは予約受け付けで新記録が出たことが28日、分かった。
モバイル業界の関係者と海外の情報通信技術(ICT)メディアによると、米国で予約を済ませていた人の多くが、予定されていた25日までに製品を受け取ることができなかった。配送が遅れており、顧客の手元に届くのは4月に入ってからと予想される。携帯ショップで予約した顧客の中には5月にずれ込むケースもありそうだ。
サムスン電子は「ギャラクシーS22の注文受け付け台数が当社の予想を大きく上回った。関心の度合いはシリーズ最高」としながら、各地の消費者に「できるだけ早く製品を届けるために最善を尽くしているが、市場とモデル、カラーによっては遅れる可能性がある」と理解を求めている。
スマホの市場規模が中国に次いで世界2位のインドでは、ギャラクシーS22の予約を来月10日まで受け付けている。受け付け開始当日には12時間で7万台を超える予約があり、サムスン電子として最多を記録した。
インドの市場規模は2019年時点で約1億5000万台。人口比のスマホ普及率はまだ低く、潜在力が高い市場として注目されている。21年にサムスン電子のシェアは18%だった。中国の小米(シャオミ、24%)に次いで2位だが、vivo(ビボ)やrealme(リアルミー)などの中国他社の追い上げも激しい。
ギャラクシーS22は世界70カ国・地域での予約受け付け台数が前モデルの2倍以上に上り、ギャラクシーSシリーズ史上最高記録となっている。
韓国では予約受け付け分の開通初日だった22日だけで、過去最多の30万台超が開通。予約受け付け台数も約102万台と、ギャラクシーSシリーズで最多を更新した。ただ、開通初日までに製品を受け取れなかった顧客も多い。
各国で納期が長期化する場合、販売にマイナスの影響が及ぶ可能性もある。サムスン電子の関係者は「需要が予想を大幅に上回り、一部で配送の遅れが出ている」と認めた上で、「多角的に対策を講じる」と述べた。
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