北朝鮮の偵察衛星実験主張 韓国統一部「モラトリアム維持を」
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2022.02.28 14:06
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)報道官は28日の定例会見で、北朝鮮が27日に発射した弾道ミサイルについて偵察衛星開発のための実験だったと発表したことを巡り、国際社会と約束した核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験のモラトリアム(一時停止)宣言を維持し、対話に応じるよう求めた。
また、「北が国家宇宙開発局と国防科学院が偵察衛星開発のための実験を行ったと主張したことに留意しながら精密な分析に基づいて今回の発射の含意を判断し、今後あり得るすべての可能性に備える」と述べた。
北朝鮮は27日、準中距離弾道ミサイル(MRBM)とみられる弾道ミサイルを発射した。北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、「国家宇宙開発局と国防科学院は偵察衛星開発のための重要な実験を行った」と報じ、宇宙から撮影したという朝鮮半島の写真を公開した。
長距離ロケットに搭載され宇宙に打ち上げられる偵察衛星はICBMと中核技術がほぼ同じく、偵察衛星の開発はモラトリアムの撤回を行動に移す手続きとされる。
kimchiboxs@yna.co.kr