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文大統領 独立運動記念日に演説=「歴史主導する力」強調

記事一覧 2022.03.01 12:06

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、日本による植民地支配に抵抗して1919年に起きた独立運動「三・一運動」を記念する式典の演説で「国際秩序が激しく揺れている」としながら、「力で覇権を握ろうとする自国中心主義が頭をもたげ、新冷戦の懸念も強まっている」との認識を示した。ロシアによるウクライナ侵攻を指すもので、覇権主義を問題視し、平和的な解決を促すメッセージとみられる。

政府主催の記念式典で演説する文大統領=1日、ソウル(聯合ニュース)

政府主催の記念式典で演説する文大統領=1日、ソウル(聯合ニュース)

 文大統領はこれまでも、ウクライナの主権と領土の保全は尊重されなければならないとの原則を繰り返してきた。

 ウクライナ情勢を懸念する一方で、演説では「われわれには暴力と差別、不義にあらがい、覇権的な国際秩序を拒否した三・一運動の精神が流れている」と強調。韓国は世界10位の経済大国に成長したとし、輸出額は世界7位、総合軍事力は世界6位、革新指数は世界1位と列挙した。

 国際情勢が混沌(こんとん)とする中、供給網(サプライチェーン)の混乱などが当座の懸案に浮上しているが、これを十分に克服する力があるという自信の表れと言えそうだ。

 文大統領は「三・一運動の精神が今のわれわれに与える教訓は、大国中心の国際秩序に巻き込まれることなく、われらの歴史をわれわれが主導していく力を持たなければならないということ」と述べた。韓国は危機を機会に変えて飛躍しつつあるとしながら、「経済の先行きが見えない時代に、供給網の困難を乗り越えていくなど、われわれには多国間主義に立脚した連帯と協力を引っ張っていく力が備わっている」と力強く語った。

mgk1202@yna.co.kr

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