大規模山火事で被害　東部２地域を「特別災害地域」に＝文大統領

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は６日、大規模な山火事で被害を受けた東部の慶尚北道蔚珍郡と江原道三陟市の２地域を特別災難（災害）地域に指定する。

　文在寅はこの日被災地を訪問し、被害状況の報告を受けるとともに被災者らを激励。両地域を特別災難地域に指定する意向を示した。青瓦台（大統領府）によると、６日午後にも指定のための手続きが完了する。

　特別災難地域に指定されると、被害施設の復旧や被災者の生活安定に支障が生じないよう、復旧費の一部が国から支給される。住宅被害などを受けた被災者は支援金の支給とともに健康保険料や公共料金など減免措置も適用される。

　４日に蔚珍郡で発生した山火事は強風のため三陟市など周辺地域にも広がり、６日午前１１時までに１万４２２２ヘクタールの森林が被害に遭った。

　死者は出ていないが、住宅など４６３施設が全焼。４６６３世帯の７３７４人が避難している。

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