ウクライナ義勇兵に元大尉が志願 韓国政府「無断入国すれば刑事処罰」
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2022.03.07 16:01
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は7日、ウクライナに侵攻したロシアと戦う国際義勇軍に韓国国民が志願したとの報道に関連し、「無断でウクライナに入国した場合、旅券法違反による刑事処罰と旅券に対する行政制裁の対象になる」と警告した。
政府は、先月13日付でウクライナ全土に旅行警報の最高段階となる第4段階(旅行禁止)を発令した。勧告の第1~第3段階と異なり、第4段階は法的強制力を持つ。
第4段階の発令中に入国した場合、旅券法に基づき1年以下の懲役または1000万ウォン(約94万円)以下の罰金を科されたり、旅券法に基づき旅券の返納命令や無効化、新しい旅券の発給拒否・制限などの行政制裁を受けたりする可能性がある。
このような政府の警告は、動画投稿サイト「ユーチューブ」のコンテンツに出演して有名になった海軍特殊部隊(UDT・SEAL)元大尉のイ・グン氏が6日、国際義勇軍に参加するためウクライナに出発したと明らかにしたことに対するものとみられる。
イ氏をはじめ複数の韓国人がウクライナに向かったが、まだ入国できていないという。
政府は、イ氏らがウクライナに入国する前に旅券の返納命令や無効化などの行政制裁措置を取る方針だ。
一方、現在多くの韓国人から在韓ウクライナ大使館に義勇軍への参加に関する問い合わせが寄せられており、相当数が実際に志願を申し出たようだ。
同大使館側は、韓国政府が旅行禁止を発令しているにもかかわらず入隊に関する手順を案内しているとされる。
ynhrm@yna.co.kr
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