北朝鮮のICBM発射兆候 中止と対話求める=韓国統一部
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2022.03.15 13:45
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は15日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射準備などの動きを見せていることについて、記者団に「朝鮮半島の平和と安定に逆行し、南北関係発展に何の役にも立たない」として、「一方的に緊張を高める行為を直ちに中止すべきだ」と求めた。
また、韓国と国際社会が提案した対話に応じるよう改めて求めた。
修復作業とみられる動きが確認された北東部・豊渓里の核実験場や先月27日と今月5日にICBMの性能試験のための発射実験が行われた平壌の順安飛行場などを注視し、あらゆる可能性に備えているという。
北朝鮮では豊渓里の核実験場の坑道を修復し、寧辺にある核施設の一部を稼働、西海衛星発射場の進入路の拡張工事を行う動きなどが確認されている。
同当局者は北朝鮮が撤去作業を行っているとみられる金剛山の海金剛ホテルについては、「われわれの企業の財産権を侵害する一方的な措置は南北合意に反する」として、「施設の撤去などは南北が合意しなければならない」と強調した。同ホテルは南北交流が活発化していた2000年、韓国・現代峨山がオープンさせた。
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