誰もが使えるトイレ 韓国の大学内に初設置へ=性自認や障害に配慮
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2022.03.16 14:07
【ソウル聯合ニュース】韓国の大学で初めて、障害の有無や性別にかかわらず誰もが利用できるトイレが、聖公会大(ソウル市)に設置される。
聖公会大の本部と総学生会非常対策委員会が16日、「みんなのトイレ」の着工を発表する。
このトイレは講義棟として使われている建物の地下1階に設けられる。音声ガイド付きの自動ドアや点字ブロックなど、障害のある人に便利な機能を備え、子ども用の補助便座やおむつ交換台、小型洗面台のほか、非常時に外部に連絡できる装置も設置される。
男女別ではなく、心と体の性別が一致しない人など、性的少数者も利用しやすくする。
同大の学生組織が昨年5月、全会一致で設置を決めたが、大学本部は当初、一部の学生による反発など手続き上に問題があるとして判断を先送りにした。その後、討論会などを経て、大学本部が設計、施工することを決めた。
mgk1202@yna.co.kr
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