仁川到着時の検疫手続き簡素化 全便対象に事前入力システム運用へ=韓国
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2022.03.16 13:52
【ソウル聯合ニュース】韓国疾病管理庁は16日、新型コロナウイルスの検疫を巡り、入国時に提出する検疫情報を事前に入力するシステム(Q―CODE)を21日から仁川国際空港に到着する全便を対象に運用すると発表した。このシステムを利用すれば、海外からの入国時の検疫手続きが簡素化され、待ち時間が大幅に減る。
仁川空港からの入国者は21日以降、入国前に検疫情報事前入力システムのホームページ(https://cov19ent.kdca.go.kr)にアクセスして個人情報やワクチン接種歴、健康状態を入力し、予防接種証明書などを添付することができる。入力が完了するとQRコードが発行される。QRコードは電子メールでも送信され、これを印刷するか、携帯電話に保存して検疫時に提示すれば検疫が完了する。
疾病管理庁によると、先月21日から今月11日にかけ、仁川空港に到着する計48便を対象に事前入力システムを試験運用したところ、検疫の手続きが簡素化され、所要時間が半分に短縮されたという。
韓国国内に登録されたワクチン接種歴は事前入力システムと自動連携されるため、国内で接種を完了した人、または海外で接種を終え韓国の保健所に接種歴を登録した人は、事前入力システムに検疫情報を入力する際に予防接種証明書を添付する必要がない。連携された接種歴情報は、21日から隔離が免除される接種完了者を区分するために使われる。
海外で接種を完了し、接種歴を韓国国内に登録していない人は、来月1日から事前入力システムに接種歴を入力して証明書を添付できるようになる。そのため、国内未登録の海外接種完了者が来月1日以前に入国する場合は隔離が免除されず、現行通り1週間の自主隔離が義務付けられる。
tnak51@yna.co.kr
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