今回の流行ピークがコロナ対応で最後の危機に 韓国政府が見通し
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2022.03.16 16:28
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は16日の記者会見で、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の流行が今週、遅くとも来週くらいにピークに達するとし、「今回のピークが新型コロナ対応における最後の大きな危機になる」との見通しを示した。ピークアウトすれば、再び特別な変異が出現しない限り状況は安定に向かうと見込んだ。
16日午前0時までの24時間に国内で新たに確認された新型コロナ感染者数は40万741人で、初めて40万人を上回った。重症者も1244人で過去最多となった。新たな死者は164人だった。
韓国の人口100万人当たりの感染者数が米国など他国のオミクロン株流行ピーク時の数値を上回っているとの指摘に対し、孫氏は「感染者数よりも重症者・死者を最小限に抑えることが最も重要だ」と述べ、死者数で見ると韓国は主要国の10分の1程度だと強調した。世界保健機関(WHO)の今月7日付の資料によると、人口10万人当たりの死者数は米国が285人、フランスが208人、英国が237人となっている一方、韓国は17人だと説明している。
一方、政府は私的な集まりの人数を最大6人に、飲食店など不特定多数が利用する施設の営業時間を午後11時までに制限する現行の防疫措置について、見直しに向け16日から本格的に日常回復支援委員会の意見を取りまとめる。現行措置は20日に終了予定で、政府は21日から適用する措置を18日に発表する予定だ。
tnak51@yna.co.kr
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