現代自動車 インドネシアに東南アジア初の完成車工場完工
記事一覧
2022.03.16 21:40
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車は16日、インドネシアの首都ジャカルタ郊外、ブカシ県に完成した同社として東南アジア初となる完成車工場の完工式を行った。今年末までに15万台の生産、その後は年産25万台を見込む。インドネシアを戦略的な拠点と位置づけ、人口6億人超の東南アジア諸国連合(ASEAN)市場攻略に拍車をかける計画だ。
総額15億5000万ドル(約1830億円)を投じた同工場では、今年1月に現地向けの小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「クレタ」の生産を開始し、今後は電気自動車(EV)「アイオニック5」を皮切りに、生産車種を広げていく。
完工式には同国のジョコ大統領や現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長をはじめ、100人余りが出席した。鄭会長は「現代自動車の工場はインドネシアの未来産業の主軸を担う電気自動車分野で核心的な役割を果たす」と強調した。
インドネシア工場をEVの主要生産拠点とし、日本車の販売シェアが70%を超えるASEAN市場でEV分野で巻き返しを図る。
ikasumi@yna.co.kr
キーワード