韓国新政権に民間は「コロナ克服」を期待 大韓商工会議所
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2022.03.17 09:31
【ソウル聯合ニュース】韓国の国民や経済人などは5月に発足する新政権に対し「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の克服」を最も期待しているようだ。経済団体の大韓商工会議所が17日、民間から募った意見を分析して発表した。
次期大統領の選出を受け、商工会議所は国民との意思疎通を目的に運営しているウェブサイトで、国民と企業関係者、専門家を対象に最大三つの主要な政策課題を選んでもらうとともに、新政権への提言を募った。
寄せられた1万277件の提案を分析した結果、最優先課題に挙げられたのは「新型コロナの克服」(40%)だった。感染防止対策の指針と「社会的距離確保」措置の緩和、小規模事業者への支援拡大、金融支援の延長などが求められているという。
次いで「未来(次世代)産業の育成」(37%)を要望する意見が多かった。市場の自律性強化と革新産業への国レベルの支援が必要だとする。また、「少子高齢化の解決」(30%)に関しては、ケアサービスの拡大や育児休業取得の活性化、年金改革などを求める声が強い。
「雇用の創出」(28%)、「税制・税政の改革」(25%)、「企業規制の改善」(24%)にも多くの意見が寄せられた。
商工会議所はこうした意見を取りまとめ、次期政権への移行を準備する政権引き継ぎ委員会に伝達する予定だ。禹泰熙(ウ・テヒ)常勤副会頭は「単に企業からの要望でなく、国民や専門家などと意思疎通した結果を土台に国家経済の主要懸案の優先順位を付け、提言する予定だ」と述べた。
mgk1202@yna.co.kr