韓国次期大統領 インド首相と電話会談=米日英豪に続き
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2022.03.17 20:40
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は17日、インドのモディ首相と電話会談し、両国の経済協力発展策などについて意見交換した。
尹氏は10日に米国のバイデン大統領、11日に日本の岸田文雄首相、14日に英国のジョンソン首相、16日にオーストラリアのモリソン首相と電話会談した。この日モディ首相との電話会談を終えたことで、米日豪印の枠組み「クアッド」を構成する4カ国の首脳すべてと協議した。
中国けん制の枠組みであるクアッド参加国首脳との協議を早期に終えたことから、5月に発足する尹錫悦政権の対外政策の姿勢がうかがえる。
尹氏の報道官によると、尹氏は自由民主主義の価値を共有するインドと外交や安全保障の分野で実質的な協力の範囲を広げていく確固たる意思を持っているとし、来年両国が国交樹立50年を迎えるにあたり、両国の「特別戦略的パートナー関係」をさらに深化・発展させていきたいと述べた。
モディ首相は「地政学的なリスクが大きくなっていく状況で韓国とのパートナーシップが大変重要であり、(尹氏の)任期中に友好関係が深まることを願う」と応じた。
両氏は特に気候変動やグリーン経済などの分野で両国が協力を強化し、安定したグローバル・サプライチェーン(供給網)の構築に努力することで一致した。
モディ首相は尹氏のインド訪問を要請し、尹氏は「早期に首相と会談し、両国の経済協力に有益な意見交換ができることを期待する」と応じた。
yugiri@yna.co.kr