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韓国次期大統領 今週中に習近平主席と「異例」の電話会談

記事一覧 2022.03.24 10:39

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の報道官、金恩慧(キム・ウンヘ)氏は24日の記者会見で、尹氏が今週中に中国の習近平国家主席との電話会談を行うと明らかにした。

尹氏(国民の力提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

尹氏(国民の力提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 また、習氏が就任する前の国家指導者と電話会談をした例はないとして、「相手国の指導者が正式に就任した後に電話(会談の)日程を決めることが慣行だったが、その慣行が今回変わりそうだ」と述べた。

 習氏が外交慣例上「異例」といえる就任前の尹氏との電話会談を行う背景には、急変している朝鮮半島情勢や韓中関係などがあるとみられる。金氏は「北が今年に入り約10回にわたってミサイルを発射し、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射のモラトリアム(一時停止)を解除すると脅かすなど軍事的な緊張を高める中、アジア太平洋と朝鮮半島問題を巡る中国との緊密な連携、尹政権が新しく推進していく韓中関係のため電話(会談)を行う必要性も浮上した」と説明した。

 尹氏は対米関係を重視し、対日関係の改善も進める考えを示していることから中国が韓国の新政権との関係強化を図る狙いもありそうだ。

 選挙戦で対中関係を巡って強硬な姿勢を示した尹氏も安定的な朝鮮半島政策の推進のため、韓中関係で順調に滑り出したい考えとみられる。中国の厳しい新型コロナウイルス防疫措置のため、特使を派遣し習氏との対面会談を行うことが容易ではない状況も背景にあるとみられる。

 尹氏は大統領選翌日の10日に米国のバイデン大統領と電話会談。11日に日本の岸田文雄首相、14日に英国のジョンソン首相、16日にオーストラリアのモリソン首相、17日にインドのモディ首相、23日にベトナムのフック国家主席とそれぞれ電話会談を行った。

kimchiboxs@yna.co.kr

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