韓国が防疫措置緩和 時短営業午前0時まで=2週間後に屋外でノーマスク?
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2022.04.01 15:45
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は4日から17日までの2週間、新型コロナウイルスの防疫措置としての私的な集まりの人数制限をこれまでの最大8人から最大10人に緩和する。飲食店など不特定多数が利用する施設の営業時間制限も午後11時までから午前0時までに緩める。今後2週間で新型コロナの感染状況がはっきりと減少に転じ、重症者数と医療体制が安定的に管理されれば、屋内でのマスク着用などの感染対策を除き、営業時間や私的な集まり、大規模行事などの制限を全て解除することを検討する。政府の中央災難(災害)安全対策本部が1日、発表した。
政府は新型コロナの流行が2週間前にピークに達し、感染者は緩やかに減少しつつあると判断している。ただ、重症者数や死亡者数はまだピークを迎えておらず、4月初めから中旬までは増加傾向が続く可能性があるとしたほか、変異株「オミクロン株」の派生型で感染力がより強いとされる「BA・2」の主流化により減少傾向が安定して続くかどうかは不透明だとしている。
今回の緩和措置で午前0時までの営業が可能になるのは飲食店やカフェのほか、クラブなどの遊興施設、カラオケボックス、温浴施設、屋内スポーツ施設、インターネットカフェ、カジノ、映画館など。
行事や集会、宗教施設に対する規制は現行通りとなる。300人以上が集まる正規の公演施設以外でのイベント、スポーツ大会、フェスティバルなどを開催するには関係官庁の承認が必要だ。また、ミサや法会、礼拝など正規の宗教活動を行う場合、ワクチン接種の有無にかかわらず施設の収容人数の7割以下しか集まれない。祈祷(きとう)会などの宗教行事の集まりは300人未満に制限される。
tnak51@yna.co.kr
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