国連人権理 北朝鮮非難決議を採択=共同提案国に韓国は不参加
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2022.04.01 20:50
【ジュネーブ聯合ニュース】国連人権理事会(47理事国)は1日(現地時間)、スイス・ジュネーブで開かれた第49回会議で、北朝鮮の人権侵害状況を非難し改善を求める決議を採択した。
同様の決議は2003年に国連人権理事会の前身である人権委員会で初めて採択されてから20年連続。
人権理事会では2008年以降、毎年採択され、16年の第31回会議からは無投票で採択されている。
欧州連合(EU)が提出した今回の決議の共同提案国に韓国は加わらなかった。韓国が共同提案国から外れたのは19年から4年連続。
共同提案国に加わらなかった理由について外交部当局者は「朝鮮半島平和プロセスの実質的進展を確保するためのわが政府の努力、南北関係の特殊な状況などさまざまな状況を総合的に考慮した」と説明。「政府は北の人権に対する深い関心と憂慮を基に北の住民の人権の実質的増進のために国際社会と協力を続けるという確固たるの立場を持っている」と伝えた。
決議には新型コロナウイルスの影響をはじめとして北朝鮮における深刻な人権状況を強調する内容などが含まれた。また新型コロナワクチンが均等に配分されるよう北朝鮮が関連機関と協力することを求める内容も盛り込まれた。
yugiri@yna.co.kr