韓国 けさのニュース(4月4日)
◇新規コロナ感染者12万7190人 41日ぶり低水準
中央防疫対策本部は、4日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から12万7190人増えたと発表した。新規感染者数は前日に比べ10万人以上減少し、41日ぶりの低水準となった。
◇集まり10人・営業午前0時まで きょうから防疫措置緩和
政府は4日から17日までの2週間、新型コロナウイルスの防疫措置としての私的な集まりの人数制限をこれまでの最大8人から最大10人に緩和する。飲食店など不特定多数が利用する施設の営業時間制限も午後11時までから翌日午前0時までに緩める。一方、各地の病院に加えて医院もこの日から、健康保険審査評価院に申請すれば新型コロナ感染者の在宅治療(自宅療養)外来診療センターに指定される。在宅治療中の感染者が近所の病院・医院で対面診療を受ける機会が広がることになる。
◇国民の約9割「最優先で米と協力を」 対日関係の改善必要は7割超
韓国経済団体の全国経済人連合会(全経連)が4日に公表した次期政権の経済、外交・安全保障政策に関する世論調査結果によると、最優先で協力すべき国として、回答者の86.8%が米国を挙げた。経済分野では「北朝鮮・中国・ロシアと協力すべき」との回答は4.3%だった一方、「米国・日本と協力すべき」は68.0%に上った。外交・安保分野でも「米国・日本と緊密に協力すべき」は69.5%で最多だった。また、「韓国と日本の政府が互いに関係改善に向け努力する必要がある」との回答は74.9%に上った。
◇農畜水産物の輸入物価 3カ月連続で3割超上昇
韓国貿易統計振興院によると、2月の農畜水産物の輸入価格指数(2015年=100)は112.6で、前年同月比31.7%上昇した。昨年12月(33.5%)と今年1月(31.5%)に続き、3カ月連続で30%以上の上昇率を示した。供給網(サプライチェーン)の混乱と新型コロナからの回復過程での需要拡大、地政学的リスクなどが世界で食料品の物価を押し上げている。ロシアのウクライナ侵攻により2月末からは国際穀物価格などが急騰しており、3月には輸入物価がさらに急激に上昇する可能性が高い。